知っておきたい『課長になったらクビにはならない』を読んで活用法 改訂版

『課長になったらクビにはならない』という本を読みました。
著者の専門でもある、人事コンサル系観点から現状の
日本のサラリーマン事情をマスコミが騒いでる内容とは
少し異なった視点と裏づけで書かれた本です

管理職である、自分としては今後の人生を
考える上ではかなり気になるタイトルでした。

課長になったらクビにはならない 日本型雇用におけるキャリア成功の秘訣

• 作者: 海老原 嗣生
• 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
• 発売日: 2010/05/20
• メディア: 単行本

内容としては、成果主義など日本も会社との関係がドライな感じに
考えられているが、普通の会社では成果主義で変動する
給与や役職は限定的で、マスコミが言うほどドラスティックでもない。

従って、課長ぐらいになっていればそれほど頑張らなくても
倒産直前の危ない会社でなければ、そのまま仕事が続けられると言う
最近の本にしてはかなり楽観的な中味になっています。

また、欧米でもマスコミで話題になるような高給取りや、度重なる
転職組みは一部に限られていて、大多数は日本企業と一緒で
４０歳前後には職も落ち着きそのまま定年まで同じ会社で
働くことが一般的だと書いてあります。

この著者が言うこともいろんな統計・数字から論じているので
楽観的になる部分も多々あります。
が、必ずということはないので３０代のおいらは首切られないように
気をつけねば。。。

印象に残ったのは、”日本のサラリーマン制度の崩壊は50年以上前から
言われているにもかかわらず、実際は少しずつ形態を変化しながら
時代時代にあった制度へと転化しながら生き長らえているということ。
ですので、最近騒がれているドライなリストラやサラリーマン制度の
崩壊ということも変化は少しずつ変わるだけと言っています。

たしかに、そういう感じもするので、今後も少しずつ頑張りつつ
平和な生活が送れる程度に稼ぎたいと思います。

この本と真逆と言うか、サラリーマンへ警鐘を鳴らしている本が こちらになります。

「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)

• 作者: 深田 和範
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2009/10
• メディア: 新書

こちらを読むとかなりブルーになりますが
こういう危機意識も必要だと思うので、サラリーマンの方は
ぜひご一読ください。

「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)

• 作者: 海老原 嗣生
• 出版社/メーカー: 扶桑社
• 発売日: 2010/06/01
• メディア: 新書

雇用の常識「本当に見えるウソ」

• 作者: 海老原 嗣生
• 出版社/メーカー: プレジデント社
• 発売日: 2009/05/18
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと - 会場に行く電車の中でも「挽回」できる!

• 作者: 海老原 嗣生
• 出版社/メーカー: プレジデント社
• 発売日: 2010/03/11
• メディア: 単行本

エンゼルバンク 転職代理人 DVD-BOX

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• メディア: DVD

学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識

• 作者: 海老原 嗣生
• 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
• 発売日: 2009/12/18
• メディア: 単行本

タグ：課長 キャリア 人事制度 成果主義