貧困大国アメリカⅡという本を読んだ。
第1弾も読んだのですが、第2段もがかなり
凄まじいです。

第1弾では、サブプライムローンの被害者(破たん者?)などが
出てきましたが、今回はなんと若年層中心の学資ローン問題
現状、アメリカの一部の裕福な大学を除くと、毎年学費や書籍代が
数%~数十%も上がってしまい、卒業するころまでに
借入金額がどんどん膨れ上がっているそうな。
そして、卒業できてもこの経済状況や安い新興国の労働力に
押されて、就職もままならずローンの返済も滞るが
誰も助けてくれない。。。

大学に行かなければ、確実に下流層の生活が余儀なくされ
大学に行き卒業できたとしても、ローン破たん者となり、転げ
落ちていく・・どちらがいいのか分からなくなっている学生が
増えているそうです。


アメリカンドリームなど、夢の国と言われたアメリカ合衆国の
面影はどこへいってしまったんでしょうか?
本書にも書いてありましたが、金融危機でこういった問題がどんどん
浮き彫りになるが、アメリカの経済・政治は日本も同様に破たんしているのでは・・
そう感じざるおえない、内容があまりにも多かったです。

怖いですが、一読あれ。

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

  • 作者: 堤 未果
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: 新書