こんにちは。
タイトルの本を先週から今日まで読みました。

キャスターである、著者が奥さんのくも膜下出血の危機により
発病(本書では”我が家を襲ったテロ”と書かれています)し
生死をさまよい、そしてどうにかリハビリをして日常生活が
徐々に送れるようになるまでが書かれています。

突然、妻が倒れたら

  • 作者: 松本 方哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/31
  • メディア: 単行本


本書の内容は、妻子を持つ人にとっては他人事とは思えない
リアルさと苦労が色々と感じ取れます。
また日本の医療制度・介護保険制度の血の通っていない
制度の酷さも自分にはかなりの衝撃でした。#59141;

著者のキャスターという、物事を伝える様と医療について
それほど、詳しくない前提で書かれているため、日々起こる
苦労が非常に身近に感じられます。#59123;

僕が印象に残ったのは、介護保険など男女平等の制度になっていますが
お金を稼ぐ役目を負うことが多い男性と、家事など家を守ることが多い
女性とが、病気で介護になった場合、男性がなった場合の金銭面の部分を
心配しがちですが、著者のように奥さんが病気になり家庭環境が崩れた
場合のほうが家庭にとって、どれだけのインパクトが大きいか思い
知らされている文面が非常に強烈でした。

妻という存在を、考えさせられる本ですので、
ぜひ皆さんもご一読を。